代表取締役 蒲生敏基 GAMOU Toshiki
事業内容について教えてください。
建設機械の販売及び修理業がメイン、創業が2018年5月22日のまだまだ若い会社です。2020年11月時点では、社員が10名です。拠点は本社を高松市に、工場を三豊市に置いています。
三豊には常時7名、高松に2名を配置し、現在1名は別の新規事業を担当しています。職種としては、メンテナンス3名、営業2名、事務・業務事務が3名います。また、建設機械業界の香川県を築いたような人である72歳のシニアマネージャーが1名。僕の師匠的存在で、元々前職で教育していただいた方が仲間になってくれました。そして、新規事業の農業に1名、という内訳です。
我々の会社は世間の常識とは変わっているような、特殊な会社だと思ってもらって構いません。みんながファミリーであって、それ一つの目標として大海原を船に乗って目標に向かって航海している途中。それぞれの個性が強いからこそ、僕達にしかできないことが増えていると思います。
かなり奇抜な会社だと思いますが、その分、エネルギー量が多いと思います。だからお客様は魅力を感じてくださり、お付き合いしていただいていると思います。お客様を飽きさせず、何よりも社員を一番飽きさせません。僕達は個人個人がひとつのエネルギー。日々自分で自分を磨き、単体のエネルギーが集合体になり、熱や持ち味が掛け算されて会社の強みとなり、それがお客さんにフィードバックされます。
「田舎」で「若い経営者」ということで、最初はなめられていました。コツコツ1つずつ積み上げ、信頼を得るのには時間がかかりました。海外のトレンド等も取り入れ、香川県という田舎から、常識を覆す会社を作りたいと思っています。
社是に込めた思いを教えてください
「世のため、人のため」は、お客様のメリットになることを行うことが「人のため」であり、人のためになることを行うことは、「世のため」であると思って仕事をしています。「世のため、人のため」になる会社となるためには、個人の能力を上げていくことが大切ですね。能力や個性を生かしながらお客様に対して、期待を超えるようないい仕事を提供し、それぞれがお客様から支持される人になってほしいと思います。
「支持される人になる」ということは?
最初3人で立ち上げた会社ですけど、例えば僕を支持してもらって2名が増えて、またその2名を支持している人がいて。ピラミッド形式に社員もお客さんも増えています。
仕事をするうえでも、1社の信頼を得ることで「こんな人がおるんやけど、相談乗ってあげてよ」と新しい方を紹介していただけます。スタッフひとりひとりが満足していただける仕事をすることで信頼が増えていけば、自然とお客様も増えていきます。それが支持されるということですね。
個性的なスタッフが多いですが、大切にしている価値観を教えてください
例えば、世間一般的には認められないような人だとしても、個性が強くて、自分をもっている人を意識的に仲間として受け入れたいと思っています。その人の個性を生かし、適材適所で活躍できる場所を見つけて一生懸命仕事に取り組んでもらえるような会社にしていきたいです。
人として最低限の挨拶や礼儀、作法は一番大事です。しかし、僕達は、見ため等で判断してはいけないと思っています。髪の色や、ネイル、服装は個性として受け止めています。そこを含めて、それぞれの人格であり、経験であり、それがまた何かに生かせれば逆にいいと思っていますし、そんな会社でありたいと思います。
今まではもともとのつながりから、時間とお金をかけてリクルートしてきました。だけど、今後はそうはいかないフェーズに入っていきます。真っ白キャンパスの人も、そろそろ欲しいと思っています。どの会社よりも親身になってお客様のことを一番に考えた提案をすること。これは、この先どれだけ大きな規模になっても揺るがないスタンスです。工場も、何もない土地に砂利を自分たちで敷くところから始めました。目に見えて変わっていくことが、少しずつステップを踏んでいるようで面白いですね。
お金なのか、経験なのか、仕事に対して人それぞれの満足感は違います。それに対しても、柔軟な会社でありたいと思います。社会的な常識を変えたいとか、田舎を変えたいとか、エネルギーのある人材を待ってます!
2021年11月に「KENJA GLOBAL」に掲載されました。
独立当初からの想いを振り返る機会になりました。一緒に働く仲間、そしてこれから出会う仲間に向けたメッセージをお届けしていますので、ぜひご覧ください。